ペットを亡くした方へペット向け

ペットロスがつらいあなたへ。後悔に苦しんだ私が少し楽になれた方法

大切なペットを失い、毎日がとてもつらいのではないでしょうか。

思い出すと涙がでてきてしまったり、ふとした瞬間に胸がギュッと締めつけられたり、家の中の何気ない場所にもう戻らない存在を感じて心が押しつぶされそうになったり…。

「もっとこうしていれば」「あのときこうしていれば」そんな後悔や罪悪感に襲われることもありますね。

私も7年前、6年前、3年前、1年前と4匹の愛犬を見送り、今でもペットロスの真っ只中です。

おそらく、このつらい気持ちが完全に癒えることはないかもしれません。でも、そのつらさと向き合いながら、前にすすめています。

そこでこの記事では、ペットロスとの上手な付き合い方や少し楽になる方法についてお伝えします

ペットロスがつらいのはなぜ?それだけペットを愛している証

ペットロスがつらいのは、それだけペットを愛しているからです。

ペットとの時間が長く、深く愛情を注いできたからこそ、失ったあとの心の穴は大きく感じられます。

これは、ペットとの絆が強いからこそ起こる自然な反応ですが、その心の動きを理解することで少しずつペットロスと上手に付き合えるようになるでしょう。

①愛情が深いから心に穴があく

ペットとの毎日はかけがえのない時間ですね。

一緒に遊んだり、寄り添ったり、何気ない日常のひとつひとつが、深い愛情の積み重ねです。

だからこそ、突然その存在がいなくなると、心にぽっかり穴が開いたように感じます。

ケージや寝床、いつも座っていた場所を見たとき、「もうここにはいない」と気づき、胸がぎゅっと締めつけられることもあるでしょう。

これは、ペットをどれだけ大切に思っているかの証であり、自然な反応です。

②後悔や罪悪感に心が押しつぶされる

ペットを失ったあと、多くの人が抱えるのが「もっとこうしてあげればよかった」「あのとき気づいてあげられなかった」といった後悔や罪悪感です。

私も愛犬を見送ったとき、最期の瞬間のことを思い返しては涙があふれ、自分を責め続けた日々がありました。

「無理にでも仕事を休めば良かった」「入院させなければ良かった」「ひとりで逝かせてしまった」「もっと美味しいものを食べさせてあげればよかった」など、考えだすとキリがありません。

そのせいで、ご飯が食べられなかったり、夜も眠れなかったり、何も手に付かなかったり…。

まさに今、あなたもそんな気持ちを抱えているのではないでしょうか。

この気持ちは、ペットへの深い愛情の裏返しであり、自然な反応です。

③生活リズムの変化がつらさを増幅する

ペットと過ごす時間は、日常の大切なリズムの一部でもあります。

ごはんの時間、散歩や遊ぶ時間、夜に一緒に過ごす時間、そんな毎日の習慣が突然なくなることで、心にぽっかり穴が開いたような感覚がさらに強くなります。

私も愛犬たちの介護で忙しい毎日を過ごしていましたが、介護の時間がなくなったことで何をしていいかわからず、日にちや時間の感覚も失い、まるで抜け殻になったような状態になったことがあります。

生活のリズムが崩れることで、喪失感や寂しさがより鮮明になり、心のつらさが増してしまうのです。

ペットロスは時間が経ってもつらい?気持ちは癒えなくて普通

ペットロスは、ペットロスになったことがある人にしかその気持ちはわかってもらえません。

あなたが落ち込む姿に「いつまで落ち込んでるの?」と厳しい声がかけられることもあるでしょう。

でも、時間が経ってもつらい気持ちが癒えないのは普通のことで、前述したように逆に増すことだってあります。

悲しみは波のように押し寄せる

ペットロスのつらさは、時間とともに薄れていくものではありません。

落ち着いて過ごせる日がある一方で、突然思い出の波が押し寄せ、涙が溢れてしまう日もあります。

写真、季節の匂い、散歩道、名前を呼んだ癖など、小さなきっかけで心が揺れるのは自然なことです。

波があるからこそ、つらさと少しずつ折り合いをつけていける。その繰り返しで、心の形が変わっていきます。

立ち直りに「期限」はない

周囲からの言葉に傷つくこともあるかもしれません。

「もう元気になった?」「いつまで泣いているの?」そんな言葉に、さらに心が締めつけられることもあるでしょう。

でも、悲しみと向き合うペースは人それぞれ。無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。

泣く日があってもいい、立ち止まってもいい、ゆっくりでいい。回復のスピードに正解はありません

ペットロスのつらさから少し心を楽にする方法

ペットロスは無理に乗り越えようとすると、逆に長引かせてしまうこともあります。

実際、私が7年前に初めて愛犬に旅立たれたとき、焦って無理をした結果、心が壊れて病院のお世話になることが始まりました。

だからこそ、あなたに伝えたいのは、無理に乗り越えなくていいということです。

ここでは、ペットロスのつらさから少し心を楽にする方法をご紹介します。

気持ちを吐き出す

ペットを失った悲しみは、無理に押し込めようとすると、かえって心の負担が大きくなってしまいます。

ひとりで抱え込まず、泣けるときに泣いたり、信頼できる家族や友人に話したり、SNSなどを活用して気持ちを外に出してみることはとても大切なケア方法です。

私は、亡くなった愛犬に手紙を書いたこともあります。手紙にすることで少し気持ちが整理され、心の重さを和らげることができました。

「泣いてはいけない」「早く立ち直らなきゃ」などと思わず、涙や感情をそのまま流すことを自分に許してあげてください。

好きなことに没頭する

ペットロスはつらいです。ふとした瞬間にペットのことを思い出し、悲しみに押しつぶされそうになるでしょう。

そんなときだからこそ、「自分が好きなこと」をやってみるのも方法の1つです。

音楽を聴く、本を読む、映画を観る、料理をする…。私の場合は愛犬たちとの思い出に浸ることでした。

もちろん、気は乗らず、完全に集中することは難しいかもしれません。

ただ、ほんの短い時間でも、気持ちを紛らわせることができると心が少しだけ軽くなり、悲しみと向き合う時間が戻ってくるでしょう。

ペットとの思い出を形に残す

ペットのアルバムや写真立てを作る、思い出を文章にまとめる、遺毛や首輪を飾るなど、思い出を形に残すことで少しだけ気持ちを整理する助けになることがあります。

形にして手元に置くことで、悲しみを外に出し、少しずつ受け入れる過程が進むと言われています。(※)

私は愛犬を看取ることができなかったトラウマから家を出ることが難しくなっていましたが、愛犬を感じられる遺毛や歯を持ち歩くことで少しずつ日常に戻れるようになりました。

いまはTOWAMOの遺骨ペンダントを使っています。

もちろん、思い出してしまうことがつらい場合は無理に取り組む必要はありません。

自分のペースで、少しずつ思い出と向き合うことが大切です。

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ペットロスを受け入れる

ペットを失った悲しみは、無理に忘れようとするほど深く残ってしまうものです。まずは自分の気持ちをそのまま受け入れてあげてください

ペットロスは、消さなければならない「弱さ」ではありません。大切な家族を失ったからこそ起こる、自然な心の反応です。

悲しみや罪悪感、後悔、喪失感など、さまざまな感情が湧いてくるのは、それだけあなたがペットを大切に想い、深く愛している証

その気持ちを否定する必要はありません。

まとめ|ペットロスは無理に乗り越えなくて大丈夫

ペットを失った悲しみは、時間が経てば自然に消えるという単純なものではありません。

何年経っても涙がこぼれる日があったり、ふと胸が締めつけられる瞬間が訪れたりするものです。

私自身も、今もなお4匹の愛犬たちを失った悲しみは癒えていません。最期の瞬間を思い出したり、看取れなかったことを悔やんだり、思い出の曲に涙してしまうこともあります。

愛犬たちが使っていたものも、まだ片付けることができません。

でも、それでもいいのです。

ペットロスは乗り越えなくてはいけないものではありません

あなたがいま感じている痛みは、とても大切な時間です。そしてその悲しみの奥には、あなたがペットと過ごした数えきれないほどの幸せな日々が存在しています。

どうか自分を責めずに、その思いを静かに抱きしめてあげてください。

あなたはひとりではありません。

同じように苦しんで、泣いて、歩いてきた人間がここにいます。

そして、あなたとペットの絆は、これからもずっとあなたの中で生き続けていくでしょう。

<参考文献>

※参考:Designing Personal Grief Rituals: An Analysis of Symbolic Objects and Actions in Grief Therapy

この記事を書いた人

たかだ なつき(高田 菜月)

ペット専門ライター
ペット終活アドバイザー(2026年2月取得予定)/ 動物介護士 / メディカルトリマー / ペットフーディスト / ペット食育士1級 / ホリスティックケア・カウンセラー / 愛玩動物救命士 / ペットセーバー / CPD認定 Animal Behaviour and Psychology 修了 ほか

これまで4匹の愛犬を、それぞれ異なる病気での闘病・介護の末に看取ってきました。

18歳まで寄り添った子を含め、すべて病死という現実に直面し、そのたびに「もっと何かできたのでは」という葛藤や、身を切られるような別れの痛みを経験しています。

ペットの専門家としての知識以上に、ひとりの飼い主として「その痛みを知る者」でありたい。そんな想いを込めて、あたたかな言葉を届けています。