もう一度だけでいいから会いたい。
抱きしめたい。声を聴きたい。
愛犬や愛猫が天使になってしまったあと、心にぽっかりと穴が開き、「会いたい」という気持ちが日に日に募りますよね。
ふとした瞬間に名前を呼んでしまったり、一緒に過ごした時間を思い出しては涙があふれてきたり…。
私自身も、8年前、7年前、3年前、1年前と、4匹の愛犬が天使になりましたが、今でも会いたい気持ちでいっぱいです。
ペットロスは周囲に理解されにくく、誰にも相談できずにひとりで苦しさを抱えているのではないでしょうか。
でも、会いたいと強く感じるのは、それだけ深く愛犬や愛猫を愛している証です。
この記事では、愛犬・愛猫に会いたいと苦しくなる理由や、天使になったあの子と再会する方法について解説していきます。
なぜこんなに愛犬・愛猫に会いたいの?ペットロスの正体

愛犬や愛猫が天使になったあと、「会いたい」と思うのはとても自然な心の反応です。
愛犬や愛猫は常にあなたのそばにいて、たくさんの愛を注いでくれたかけがえのない存在。
どんなときも寄り添ってくれたその存在がそばから消えてしまったことで、心に大きな空白が生まれ、「会いたい」という気持ちが強くなります。
ふとした瞬間に蘇る、あの子の手触りや匂い。
撫でたときのふわふわとした毛並みの感触、お昼寝中の寝息、そして部屋に残るかすかな体温。
あなたの心と身体が覚えているその「感覚の記憶」が、もう触れられない現実とぶつかり、言いようのない切なさを連れてくるのです。
また、
「もっとこうしてあげればよかった」
「あの子は本当に幸せだったのだろうか」
といった後悔や自責の念も、会いたい気持ちを強くしてしまうことがあります。
でもそれは、あの子のことを本気で大切に想っているからこそ生まれる気持ちです。
こうした空白や後悔、寂しさ、愛情が重なり合って、ペットロスという状態が生まれます。
もう一度会いたいあなたへ。愛犬・愛猫と心の中で再会する5つの方法

ペットロスのつらさは、時間が経っても簡単には薄れないことでしょう。
むしろ、会いたい気持ちは日に日に強くなっていきます。
「どうしたらもう一度あの子に会えるんだろう」そんなことばかり考えてしまいますよね。
ここでは、天使となった愛犬・愛猫と、心の中で再会する方法を5つご紹介します。
夢での再会を待つ

天使になった愛犬や愛猫が、ふと夢に出てきてくれることがあります。
夢の中で抱きしめたり、声を聴いたりすると、「また会えた」と感じられるのではないでしょうか。
目が覚めたあとに切なくなることもありますが、それでも心が少し救われる瞬間でもあります。
無理に意味づけをする必要はありません。夢の中で会えたことを素直に喜びましょう。
もちろん、しょっちゅう夢で会えるわけではありません。
そんなとき、私は「お空で楽しく過ごしていて会いにくる暇がないんだな」と思うようにしています。
そう考えることで、少しだけ気持ちが軽くなることもあります。
遺品やメモリアルグッズで接触する

首輪やおもちゃ、写真など、あの子の遺品には、たくさんの思い出が詰まっています。
手に取るたびに、あの子の笑顔や、一緒に眠った夜のことなどが、自然とよみがえってくるでしょう。
最近では、写真入りのキーホルダーやアクセサリー、遺骨を納められるペンダントなど、さまざまなメモリアルグッズがあります。

私自身も、遺骨ペンダントを身につけることで、いつも一緒にいるような感覚に救われてきました。
もちろん、無理に用意する必要はありません。
あなたが「これがあると落ち着く」と思えるものが、いちばん大切です。
仏壇スペースを作る

愛犬・愛猫の写真や、好きだったおやつ、お花などを置いた、小さな供養スペースを作ることで、気持ちが落ち着くことがあります。
きちんとした仏壇を用意しなくても、棚の一角やテーブルの上など、ほんの小さな場所で十分です。
写真に向かって「おはよう」「今日はこんなことがあったよ」と話しかけたり、
「ありがとう」と心の中で伝えたりするだけでも、不思議とつながっている感覚になるでしょう。
私自身も、今でも毎日お線香を炊いて手を合わせ、天使になった愛犬たちと静かに向き合える時間を大切にしています。
形式や正解にこだわる必要はありません。
あなたが、自然に想いを向けられる場所であることが、いちばん大切です。
愛犬・愛猫に手紙を書く

愛犬や愛猫に向けて手紙を書くことは、「あのとき伝えきれなかった想い」を、あらためて届けるような時間でもあります。
「ありがとう」
「ごめんね」
「大好きだよ」
「もっと一緒にいたかった」
心の中に残っている言葉を、紙の上にひとつずつ書き出してみてください。
うまく書けなくても、途中で涙が止まらなくなっても構いません。
書いているうちに、まるで目の前で聞いてくれているように感じられることもあるでしょう。
私自身も、手紙を書くことで「ちゃんと伝えられた気がする」と思え、少し心が軽くなった経験があります。
書き終えた手紙は、供養スペースに置いてもいいですし、大切にしまっておいてもいいでしょう。
言葉として残すことで、心の中であの子ともう一度向き合い、想いを手渡すような「再会の時間」になります。
虹の橋について知る

「虹の橋」とは、天使になったペットたちが虹の橋のたもとで楽しく過ごしながら飼い主を待ち、
飼い主が亡くなったときにその場所で再会して、一緒に虹の橋を渡ってもう二度と離れることはない、という詩です。
作者は不明ですが、海外で生まれ、日本でも多くの飼い主に知られるようになりました。
「虹の橋でまた会える」
「もう少しだけ待っててね」
SNSでも、こうした言葉を目にすることがあります。
実際、私自身も愛犬たちが虹の橋のたもとで痛みや苦しみから解放され、美味しいものを食べ、
幸せに過ごしながら待っていてくれていると思えるようになりました。
もちろん、信じるかどうかは人それぞれです。
無理に受け入れる必要もありませんし、「そういう考え方もあるんだな」くらいでも十分です。
大切なのは、あなたが安心できる形で、あの子とのつながりを感じられること。
虹の橋は、そのひとつのきっかけになってくれる存在かもしれません。
虹の橋の全文はこちら⇒「Rainbows Bridge」
注意すべきペットロスの症状

愛犬や愛猫が天使になったあと、しばらくの間、元気が出なかったり、何もやる気が起きなくなったりするのは、決して珍しいことではありません。
ただし、中には日常生活に大きな影響が出てしまうケースもあります。
たとえば、次のような状態が続いている場合は、ひとりで抱え込まず、誰かに相談することも大切です。
- 夜なかなか眠れない日が続いている
- 食欲がほとんどなく、体重が減っている
- 何をしても楽しいと感じられない
- 外に出るのがつらく、人と会うのを避けてしまう
- 自分を責める気持ちが強く、抜け出せない
- 「生きているのがつらい」と感じることが増えている
- 命を絶つことばかり考えてしまう
こうした状態は、時間が解決するものではありません。
もし、これらに当てはまると感じたら、カウンセラーや医療機関など、専門家の力を借りることも選択肢のひとつです。
実際に私も、ペットロスが酷く、メンタルヘルスクリニックに通っていたこともありました。
助けを求めることは、弱さではありません。それだけ、あの子を大切に想っている証でもあります。
ペットロスに関するよくある質問

ここでは、愛犬・愛猫を天使に見送ったあと、多くの方が感じやすい疑問についてお答えします。
Q1.ペットロスの「会いたい」はいつまで続く?
A. 多くの場合、時間とともに気持ちは少しずつ穏やかになっていきますが、会いたい気持ちが「完全になくなる」わけではありません。
数か月で落ち着く人もいれば、何年経っても会いたい人もいます。
ペットロスは自然なものなので、無理に終わらせようとしなくて大丈夫です。
Q2.亡くなった愛犬・愛猫は忘れた方がいいの?
A. 忘れる必要はありません。
むしろ、無理に忘れようとすることで、かえって心が苦しくなってしまうこともあります。
思い出して笑ったり、写真を見たり、心の中で話しかけたりすることは、決して悪いことではありません。
あの子との思い出は、あなたの人生の大切な一部です。これからも、あの子への想いを心の中で大切に持ち続けていていいのです。
Q3.新しいペットを迎えるタイミングは?
A. ひとつの目安ですが、
- また誰かを大切にしたいと思える
- 無理せず笑える時間が増えてきた
こうした変化を感じられたときが、準備が整ってきたサインかもしれません。
「新しい子を迎えたら、裏切ることになるのでは…」と悩む方はとても多いです。
ですが、新しい命を大切にすることは、亡くなった子への裏切りではありません。
まとめ

愛犬や愛猫に「会いたい」と思う気持ちは、それだけ深く愛している証です。
ペットロスの感じ方や向き合い方に正解はありません。
早く立ち直る必要も、忘れる必要もないのです。
これからも、あなたとあの子が過ごした時間は、心の中で生き続けます。
その絆は、決して消えることはありません。
今宵の夢の中で、あの子とまた会えますように…。
この記事を書いた人

たかだ なつき(高田 菜月)
ペット専門ライター
ペット終活アドバイザー / 動物介護士 / メディカルトリマー / ペットフーディスト / ペット食育士1級 / ホリスティックケア・カウンセラー / 愛玩動物救命士 / ペットセーバー / CPD認定 Animal Behaviour and Psychology 修了 ほか
これまで4匹の愛犬を、それぞれ異なる病気での闘病・介護の末に看取ってきました。
18歳まで寄り添った子を含め、すべて病死という現実に直面し、そのたびに「もっと何かできたのでは」という葛藤や、身を切られるような別れの痛みを経験しています。
ペットの専門家としての知識以上に、ひとりの飼い主として「その痛みを知る者」でありたい。そんな想いを込めて、あたたかな言葉を届けています。